前回はまんがを描くにあたっての心の内を聞きましたが今回は
少し昔を思い出していただいて、曽田照夫さんに学生時代のことを聞いてきました。
≪前回の記事はこちら≫
Q.入学式はどんな感じでしたか?
学校には全生徒が入れるようなスペースが無かったので会館を借りて
行われました。
その日は式以外は何もなく後日オリエンテーションがあり、振り分けられたクラスに行って、自由席だったので「友達ほしいな~」と思いながら、
座ってお話して・・・という感じでしたね。
Q.専門学校は色々な年齢の人がいますか?
大学を卒業してから来た人や、社会人を経験してから来た人など様々でした。
さっき話しに出たオリエンテーションのはじめに出会ったのが年上の、大学を辞めて来た人でした。
通っていた大学も漫画系だったそうですが結構指導方針が固まっていたようで、それが合わず、
専門学校なら自由に描けるかなという事でした。
Q.学校の雰囲気はどうでしたか?
うちの専門学校は、球技大会や文化祭などのイベントや作品応募に関してもほぼ任意だったので自由度は高かったです。
Q.特徴的な行事はありましたか?
東京へ漫画を持込みに行くプチ旅行みたいなのに参加しました。
アポは各々で取るんですが、日取りを合わせる感じですね。
Q.どんなときに入学してよかったと思いましたか?
そうですね、やはり同じ方向を向いた人たちが集まって居るのでモチベーションが高まります。
学校には小さな図書スペースがあってそこには漫画に関する書物がたくさん置いてあり、友達同士でオススメの本を紹介し合ったりしていました。
友人と「ここまで描けた~」とか見せ合ったりもしましたね。
Q.授業中の様子はどんな感じですか?
授業は、選択科目制ではなく固定のカリキュラムで組まれています。
基本的には90分1コマで、デッサンなんかは2コマセットになっていました。
Q.卒業後の同級生の進路はどんな感じですか?
周りでは、就職する人もいれば、まんが家を目指すためにあえてハローワークに行かずにフリーターをしている人もいます。
就職する場合、うちの学校は就職支援センターというものがあったのですが、それほど就職支援はなく求人を見に行くくらいだったので学生専門のハローワークで探していました。
Q.これから入学する人へのアドバイスはありますか?
もっと作品応募をすればよかったな~と思います。
進路決定については、行きたい方向に行かないと後悔するし、どこの学校に行くかというよりは何を学ぶかということが大事ですね。
結局本人次第なんだと思います。
★漫画の専門学校には作品応募の情報が集まってきたり、持ち込みのイベントがあったりと一見、周りに押されて行動できるのかな~と思いがちですが、
実のところ自分からどんどん行動してこそ、その環境が生きるといった感じですね!
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