【初心者】ポーズスキャナーを使ってみよう!
こんにちは龍騎です。
今回はCLIP STUDIO PAINTのAI機能ポーズスキャナーを紹介します!
ポーズスキャナーとは?
ポーズスキャナーとは『CLIP STUDIO PAINT Ver1.8.6』にて追加された、機械学習(AI)を利用した機能です。
機械学習(AI)の技術を利用することで、写真に写っている人物のポーズを読み取り、3Dデッサン人形や3Dキャラクター素材に適用することができます。
Windows版/macOS版では事前に用意した『画像データ』から読み取る必要がありますが、iPad版では『画像データ』からの読み取りに加え、その場で撮影した人物のポーズを読み取ることができます。
また、ポーズスキャナーで3Dモデルにポーズを反映させる大きなメリットは、自由に角度を変更できることです。ぜひこの記事で使い方をマスターし、使ってみましょう!
(1)スキャンする画像を用意
まずはポーズスキャナーに読み取るための画像を用意しましょう。画像は、『①自分自身、もしくは知人に頼んで撮影』『②フリー素材から求めるポーズを探す』この2つの方法で用意することが出来ます。
・複数の人数になると、一番大きく写っている人物のポーズが反映されます。
・手のポーズは認識されません。
・人物を認識できない場合があります。
①撮影する場合
人物の輪郭が分かるように、複数で撮影せず明るい場所で撮影してください。また、知人に頼んだ際には事前に目的を伝え、許可を得るようにしましょう。
②フリー素材の場合
使用の前に、画像を使用しても良いか『利用規約』を読むようにしましょう。
(2)画像の取り込み
画像が用意出来たら、次はCLIP STUDIO PAINTで読み込みます。
1.[ファイル]から[読み込み]⇒[ポーズスキャナー(画像)(先行プレビュー)]を選択してください
2.エクスプローラー展開された後、読み込む画像を選択してください
3.[ポーズスキャナー(画像)(先行プレビュ―)]ダイアログから、ポーズを反映させたい3Dモデルを選択し、[OK]を選択してください
4.キャンバスにポーズを反映した3Dモデルが読み込まれます
(3)完成
読み込み後、『手のポーズ』を作成し、向きや違和感のある部分を修正したら完成です。
完成した後は素材登録して、いつでも使えるようにしましょう!
手のポーズの編集
1.[サブツール]を開きます
選択後、次項目『2.ハンドセットアップで動きを編集します』の画像にあるダイアログを表示させてください。
2.ハンドセットアップで動きを編集します
手を閉じた状態から開いた状態までの動きが用意されています。交差するポーズを作成する場合は3Dモデルを直接操作しましょう。ハンドセットアップの詳しい使い方については、別の記事で紹介する予定です。
素材登録
1.[全身のポーズを素材登録]を選択します
2.[素材のプロパティ]ダイアログから各項目を入力し[OK]を選択します
3.完了
【番外編】まんが風にしてみよう!
ポーズスキャナーで3Dモデルにポーズを反映させる大きなメリットは、角度を変えられることです。
番外編では、角度を変える必要がない写真から線画を作成する方法をご紹介します!
1.画像を用意します
角度を変える必要がないため、構図はどのようにしてもかまいませんが、光の程度によっては上手く線画にできないことがあります。
2.画像レイヤーを[レイヤー]⇒[ラスタライズ]を選択します
3.[フィルター]⇒[効果]⇒[イラスト調]を選択します
4.[イラスト調]ダイアログで各パラメータを編集します
5.完成
色のみ・線のみ・色と線、設定次第でイラスト調の効果が変わります。
加筆して、好みに仕上げましょう!
おわりに
いかがでしたか?
初心者でも取り入れやすいので、ぜひやってみてくださいね!
閲覧ありがとうございました。
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