クリスタ初心者の皆さまこんにちは。
楽しい色塗りはいかがでしょうか?
えっと、何々?
トーンを重ねるとチカチカする事がある?
それは「モアレ」が起きているのかも知れませんね。
「モアレ」とは何のこと?と思った人も居るかもしれません。
ご説明致しましょう!!
「モアレ」とは…?
パターンの異なる模様などが重なりあった際に、縞模様のような別の模様が出来上がってしまう効果の事を指します。
テレビ番組だとかでNGスカートとか呼ばれたりするモアレスカートというものも存在しますが、同じ理由です。
視覚でチカチカして見えてしまう厄介なものなので、あえて活用するという効果を除いては避けておくべきことです。
手貼りのアナログではこれがまた同じ線数で重ねるのもズレてしまってなかなか大変な作業なのですが、デジタルの場合はこれが本当にラクになりました!
まずは本当に「モアレ」になっているかを確かめよう!
はい、デジタルでありがちなやつなのですが、拡縮比の時にモアレて見えているということがあるんですね。
こちら、原寸から36%に縮小している状態の原稿です。モアレてますね~
そこでまずは100%原寸表示してみましょう。
ていっ
ふむふむ。どうやらモアレなど幻だったようだな…
…と、100%で問題なければ、デジタル上での解像度や比率の問題なので、モアレではありません。
た・だ・し
印刷物やWEBに上げると縮小されてしまうということを考えておきましょう。
線数が細かく、濃度が濃いトーンを使用している場合、たとえ100%で問題なくとも、縮小の度合いで潰れてしまうおそれがあります。
やりがちなNG集
ついつい間違えてしまう、気づけなかった、ということがあります。
まずはこういうことになっていないかを確かめてみましょう。
- グレースケールにしている
- 重なりあうトーンの線数が違う
- 重なりあうトーンの角度が違う
モアレを防ぐには
プロパティから調整できるレイヤーの場合は簡単に設定が直せますね。
- グレースケールにしている→モノクロ化
- 重なりあうトーンの線数が違う→線数を揃える
- 重なりあうトーンの角度が違う→角度を揃える
グレーをモノクロ出力するとモアレの原因になってしまうので、漫画は白黒でできているということを頭においておきましょう。
モノクロ原稿をグレースケール出力することもモアレの原因になるので、モノクロはモノクロ、グレーはグレー、カラーはカラーと分けて考えましょう
重なりあう線数の違いの乱れからモアレが引き起こされてしまうので、同じ線数に整列させましょう。
角度が違うことによるズレからモアレが引き起こされてしまっていますので、原則、角度は45度に揃えておきましょう!
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タグ クリスタ初級(初心者向け) トーン