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ゼロから始めるクリスタ厚塗り生活



こんにちは!はじめまして!


辛口指南のカマドマコです!




今回はクリスタで厚塗りするコツをご紹介します。

そもそも厚塗りとは


まず厚塗りとはどんな絵を指すのかをご紹介したいと思います。


基本的に厚塗りは

主線がないようなリアルな絵に多用されます。


例えるなら進撃のバハムートや信長の野望やなどの油絵っぽさのある塗り方のことです。
マットな質感を生かし、リアルな陰影をつけることで写真や油絵のような重厚な作風になります。


最近はマンガの表紙でもデジタルの厚塗りが使用されることも多くなりましたね。

この手法を普通のマンガ系のキャラに活かすことで世界観に奥行きが出て、迫力のある作品に見えます。
グランブルーファンタジーのキャラクター達はマンガ系の絵に厚塗りをしたいい例ですね。


またアニメ塗りと厚塗りの中間地点にはブラシ塗りという描き方もあります。


ゲームでいうとFateシリーズや乙女ゲームなんかに多いですね。
マンガでいうと青の祓魔師だったり、約束のネバーランドやD.gray-manなどです。

リアル過ぎず、マットな質感で塗りたいという方はコチラを学ぶと良いと思います。


厚塗りに使うブラシ


ド初心者がCLIPSTUDIOで厚塗りをする際はどんなブラシを使うといいの?油絵だから油彩筆かな?
となる方も多いでしょう。

厚塗りの場合、何ペンで描けば正解かなどはありません。


厚塗りは完成した作品が厚塗りに見えれば経過などは人それぞれだからです。


ただその作業のデータ容量をどれだけ軽くし、手間がかからないようにするかが厚塗りの技術が必要なところです。


故に厚塗りでもペンで書かれる方もいれば筆のみで描く人もいます。
慣れたら自分にあった厚塗りブラシを探していきましょう!

ですが初心者なので指定された方がいいと言う方のため、クリスタを魔改造してないデフォルト設定の方も使えるオススメのペンがあります!


まずそれを知って、練習していく所からはじめていくことをオススメします。



厚塗りオススメペン二本


1 不透明水彩


筆不透明水彩




最初っから水彩かよ!と思われるでしょうが、このペンがクリスタにおけるマット要員です。
   
滑らかな質感とブラシのはらいの感覚が非常に柔らかく、筆圧調整で色の濃淡を描け、筆のみでボカシもしやすいまさに厚塗りの為の一本というペンです。

筆を使う際はブラシ濃度などを調整し、使いやすい状態にすると良いです。




2 油彩平筆


筆油彩平筆




厚塗りといえばこれ!と言っていいほど私も良く使うペンです。
  
濃度が濃すぎるとカリグラフィとそんなに変わらないので、このブラシの場合は濃度を44%まで下げて、掠れ感があると筆っぽさがでます。

これで線画を描いて、色をぬると、マットで筆の書き味が残ったままになるので、厚塗りの際の線画にも向いています。

厚塗りは基本1枚のレイヤーに、線や色を重ねていく描き方なので基本濃度は薄めに設定しておくと、最初に塗った色が次の色からにじみ出てきて絵に深みがでます。


基本はこの二本で描いていきます。細かいところはペンツールの中のカブラペンなどを使って描くと絵にメリハリがついていいですよ!


あと厚塗りを練習する時のポイントなんですが、無闇矢鱈にペンを変えないことをオススメします。
絵の練習をする際はあえて自分を縛っていくと上達していきます。
その筆の特性などを理解し、活かして描いていこうとするからです。




最初のうちはとくに、そのペンの質感などを考えながら絵を描いていくといいと思います。


慣れてきたらいろんなペンを試して、自分の描きやすいようにアレンジしていきましょう!




じゃあやってみよう!簡単厚塗りメイキング!




ブラシを選んだら次はやり方を学んで生きましょう


とりあえず手順を追えば誰でも簡単厚塗りが出来るようにしてあるので一緒にやってみてください!



Step1 下描き



まずは下描きをします。


今回は油彩平筆で線画を作ってください。線画のペンのサイズは画像サイズに合わせて細めのものにしましょう!


「まずキレイな一本線がひけないよ!」という方はクロッキーをひたすらするか一本で線画を描く練習をしてください。
キレイなイラストを描く基本のキです。




メイキング下描き


できました!


このときあまり線画には書き込まないようにしましょう。


柄などはいいですが、影の斜線などをいれると邪魔になるので入れません。


マンガとは違い、イラストは極力色味の邪魔をしないよう、線画に無駄なラインを増やさないとキレイに仕上がります。


逆に劇画くらいまでまで書き込んだり、絵柄的に線が多い場合は厚塗りはせず、線を活かすために色をベタ塗りするといいです。



Step2 ベースカラー





次はベースカラーを塗っていきましょう。




ベースカラーとはその名の通り色塗りのベースになる色のことです。


厚塗りは、わざと下を透けさせることで逆に重ね塗りをしているぞ!という厚みのアピールをします。


油絵が絵の具の厚みや凹凸をいかし絵を描くのと同じです。


その際、一番下にベースカラーがあることで、絵に一体感が生まれます。
パーツがバラバラに見えないようにするためです。


まあとにかくやってみると(初心者には)いいので四の五の言わずにまずやってみましょう。


このベースカラーは線画の下に塗ります。今回はセピア色を選びます。
このベースカラーはくすんだブルーやアイボリーなど色の薄いくすんだものを選びましょう。




新規キャンバス


本来は光の種類や背景に合わせて選ぶんですが、今回は人だけなのでセピア色にします。


奇抜な色を選ぶとどんどん難しくなっていきます。
無難な色はセピア色です。




メイキングベースカラー




できました!



Step3 基本色





続いて基本色を塗っていきます。


基本色とは?となる方も多いでしょう。
私がそう呼んでいるだけなので、皆さんはレイヤーに好きな名前をつけてください。


さて、まず『簡単な厚塗り』という考え方を教えます。


まず第一に、厚塗りの基礎の画法であろう油絵は暗い色から明るい色を塗っていきます。


その方が絵に立体感が出るからです。
メリットとしては重厚感がでて豪華に見える。レイヤーが少なくすみ、データ容量が軽い等です。
デメリットは慣れていないとパーツがバラバラに見える。レイヤーわけが少ないので細かな修正が大変。絵の下手さが際立つ(個人的主観)等です。


これを『本格的な厚塗り』とします。




その逆で、アニメ塗りは目指した色を最初に塗ります。そこに影を足すことで画面をシンプルかつ簡単に仕上げます。
デジタルで絵を描く方はだいたいこの手法をとられるのではないでしょうか?


メリットは、簡単である、絵のごまかしがききやすい。作業スピードが早い。レイヤー分けをするので修正がしやすい等です。
デメリットは、簡素でインパクトに欠ける。線画をきっちり描かなければいけないので雑には描けない等です。


これを今回は『簡単な塗り方』と捉えます。




となれば『簡単な厚塗り』をしたいので、方法としてこの2つの塗りの間を取ります。
塗り方を厚塗り、レイヤー構成をアニメ塗りにしていきます。

まずは先ほど作った線画レイヤーの上に、最終的に目指している色から彩度を下げた色を塗ります。
目指し色の赤に最終的にしたいのであれば、この赤より真ん中の赤くらいくすませます。


色見本




これが基本色です。


これを全パーツに行います。塗りたい色のくすんだ色を塗っていきましょう。




メイキング基本色




できました!




全部目指し色を塗ってから彩度を下げるというやり方もありますが、まずは基本色で美しい配色を考えていくと上達が早いです。



Step4 影





続いて影を塗っていきます。


このときレイヤーを上に作ってもそのレイヤーのまま描いても構いません。


ですが、塗った色と色の間をスポイトでとって塗っていくので、最終的には色を混ぜやすい、または修正しやすい方を選んでください。




中間色




色は基本色より深く暗い色です。


この時に注意すべきことなんですが、色は黒に近づけないでください。
彩度は保ったまま、暗い色を選びましょう。


光の加減なども考えると良いんですが今回はめんどうなので考えません。


色を選んだら塗っていきます。
このときしっかりと影のでき方や光の方向を意識しましょう。




メイキング影




できました!



Step5 目指し色





続いて目指し色を塗っていきます。




目指し色とは最初に考えていた塗りたかった色の事です。


レイヤーを上に足して塗ります。


この色を最後に塗ることで、立体感と厚塗り感が一気に出ます。


塗り方のコツは基本色を覆い隠す様に塗りながら影の部分と色を混ぜていくことです。
感覚で言うなら、ここには絶対光があたっているな!と思う所に塗っていきましょう。


厚塗りをしていく時は、かならず光と影を意識して塗っていきます。


メイキング目指し色




できました!


完成まであともう少しです!がんばりましょう!



Step6 乗算×ハイライト





続いて乗算で陰影とハイライトを付けていきます。


えっ!じゃあさっき付けてた塗り方は?!となるでしょうが、実はこの乗算が結構大事です。


厚塗りは印象的にどうにもぼやけがちです。


それを避けるため、影が影だとわかりやすい乗算で、影を塗っていきます。


色はベースカラーと同じセピア色です。




レイヤーを一番上に作り、乗算レイヤーにします。
そこに塗っていきましょう。


このとき、遠近感があるところにしか塗らない事がコツです。
一番手前にあるものと比べて遠い所、あるいは暗いところにしか描かないでください。


できましたか?




では続いてその上に別レイヤーを作り、効果を加算(発光)にしてハイライトを塗っていきます。


この時のブラシは質感にもよりますが、エッジのきくものが良いでしょう。


光があたって反射光を放つ部分に塗っていきます。
質感を意識しましょう。鉄は鉄らしく、布は布らしく塗っていきます。




メイキング乗算




できました!



Step7 光をあてる





もう最後の段階に来ました!




最後にレイヤーをもう一つ上に作り、効果をスクリーンにします。


そこにうすい黄色で、影になっている場所以外の所を重ねて塗っていきます。


そうすると全体的に隠れていくと思います。それで大丈夫です。




塗れたら、そのレイヤーの不透明度を15パーセント以下まで落とします。




メイキングスクリーン




こうすると光源から日光があたっている様に見えます!
絵にも統一感が出るのでやることをオススメします。



Step7 加工&完成!





後は好みで加工をかけます。
これは特に決まりはないのでお好きにどうぞ!




メイキング完成




私は少し線を書き足して、スクリーンと頬に赤みをたす乗算をかけています


これで完成です!お疲れ様でした!




いかがでしたか?




お手元の絵はちゃんと厚塗りに見えていますか?
このやり方は本当に初心者の方向け兼基礎のキなので、慣れてきたら自己流アレンジを加えてもいいと思いますよ!





厚塗りする際の注意点





さて!じゃあ厚塗りが何か分かったしやり方も覚えたし、さっそくやるぞ!という貴方。



ちょっと待ってください!


厚塗りにはアニメ塗りやブラシ塗りとは違う使用する際に気を付けたほうがいいことがあります。
特に初心者さんが陥りやすい(私もたまに陥ってた)罠を知っておきましょう!



陥りやすい罠1 デッサン力




そう、まず第一に陥りやすいのがデッサン力です。


これを言うとだいたい「そんなの今更言われても!」とか「関係あるの?」と言われますが大いにあります。


まず厚塗りは先ほども言いましたようにリアルな絵に向いています。


主線もなく、色の差や明暗、光の差のみで絵を書いていきます。
どれだけ陰影の着き方、筋肉の着き方を理解しているかがそのブラシの1塗りで明確に分かってしまうのです。


つまり! 自分のデッサン力が如実に現れます。


少しデッサンが狂っていたり、影の着き方がおかしいと、リアルな塗りの分ごまかしが効きません。


しかも主線がないのでせっかく描いたラフも、下手すると子供が絵の具で描いた落書きみたいな作品になってしまいます。




絵を書くとき、写真に近づけば近づくほど描く情報量が増え、大変になりますよね?
それと同じで、厚塗りにはすごく自分の力量がでてきます。


ですので、いきなり主線が全くない厚塗りをしようとはせず、最初のうちはブラシ塗りで主線のある
ちょい厚塗りをやってみて厚塗りの時にキレイに見えるごまかし方を学ぶといいと思います。




陥りやすい罠2 陰影が暗すぎる、ぼかしすぎる



続いて陥りやすい罠に、陰影を暗くしすぎ、ぼかしすぎ、というものがあります。


厚塗りでリアルだから、影のラインもぼかさないと!と思った方、ちょっとSTOP!




そこの部分の影、本当に完全にボケていますか?本当はどことなくぼんやり影の主線が残っているのでは?


影というのはそんなに単純なものではありません。光の方向や物と物の近さによりボけ方が変わってきます。


ボカシすぎると影というより、体にかかったグラデーションになってしまうので気を付けましょう。

それと同様に、影のつけすぎで絵の全体的な雰囲気がくすんでしまうことがあります。


リアルだからそこかしこに影がついている!と考えずに、光の差し込み方に合わせて影の着き方を考えながら塗っていきましょう。



陥りやすい罠3 彩度が低くなる





厚塗りはリアルな塗りだから、色の幅とか華やかな色は使わないでいいよね~と思った方!ちょっとまって!

厚塗りはリアルな塗りと言えど、全部をリアリティのある色にしなくても大丈夫です!


多くの厚塗りのイラストレーターさんは、反射光やオーバーレイなどで多彩なカラーを取り入れています。


また、そうすることで絵の中に遠近感を表現したり、彩度がでることでよりイラストらしく華やかな絵に仕上がっていきます。


むしろ陰影や光を使い、どれだけ普段私たちが目にしている鮮やかで美しい世界を描き出していくかに厚塗りのセンスが問われます。



意図的に彩度を低くするならまだしも、厚塗りなら彩度を上げなくていいから色使いが苦手な自分でも……と思うのは安直です!


寧ろそういった方はアニメ塗りで使用する色数をあえて少なくして少ない色数でも美しい画面構成が出来るように制作してみるといいと思います。



最後に





どうでしょう?皆さん厚塗りはできましたか?


厚塗りのやり方は今回のやり方に限っているだけではなく、多種多様なやり方があります。


もしこのマットな質感が気に入って、もっと描きたいと思っている方はいろんなイラストレーターさんを真似したりしてみてはいかがでしょうか?


色塗りは基本他の人の色塗りのいい所をマネていくことで成長し、そのうち自己流になっていきます。
いいと思った人はドンドン真似てよりよい厚塗りライフを送りましょう!





それではカマドマコでした!




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