あらすじ
グレイス=フィールドハウスという孤児院で暮らすエマは、血のつながりは無いけれど、大好きな家族と幸せな毎日を過ごしていた。
しかし、彼女たちの幸せな日々は、突如終わりを告げる。
孤児院の真実を知ってしまった彼女たちの運命は・・・
子どもたちが絶望に立ち向かう、脱獄ファンタジー。
登場人物
エマ(主人公)
運動が得意で元気で家族思いな11歳の女の子。
ノーマン
頭が良く落ち着きのある11歳の男の子。
レイ
クールで物知りな11歳の男の子。
ママ(イザベラ)
孤児院の子どもたちの親代わりの女性。
クローネ
ママがお手伝いとして呼んだ女性。
ドン
エマたちより1つ下の年長の背が高い男の子。
ギルダ
エマたちより1つ下の年長のメガネをかけた女の子。
食人鬼
施設で育った子どもを人肉として回収する。
どうやらママより上の管理者ような存在のようす。
ネタバレ感想
「最初から」GFハウスの秘密を知っていたというレイ。
一体どうして・・・
「幼児期健忘」
これは人間の誰しもが経験する「赤ちゃんの時の記憶を失う」ことだそうです。
エマやノーマンの最古の記憶はせいぜい3~4歳くらいから。
しかし、レイには胎児の頃から、つまり生まれる前からの記憶が残っているというのです。
まれに「幼児期健忘」が起こらないことがある・・・レイはその1人だった。
そして、その記憶を頼りに、鬼の姿、発信器の場所、農園本部の場所、孤児院という嘘の人生すべてを理解したようです。
そしてそれを本当なのか確かめるために、ママにも確かめて取引を開始したようです。
漫画のコマで耳にキズがあることから、発信器を壊してみたのでしょうか・・・
この話の他に、発信器を壊す機械が出来上がったという朗報もありました。
追手から逃げる準備が整った今、あとはノーマンが出荷されないようにすること。
「全員!絶対生きてここを出よう」
この作戦がうまくいけば、エマの怪我が治り次第、全員で逃げることができます。
ノーマンと過ごす最後の一日。
まだまだ安心できませんね・・・
その夜、ノーマンは、自分の引き出しに入ったあるものを見つけますが・・・
これは・・・クローネの置き土産・・・!
これはいったい・・・!