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宇宙兄弟 第9話「足りない日々」 感想

宇宙兄弟 第9話「足りない日々」 感想

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あらすじ

子どもの頃に、大発見をした兄弟の六太と日々人。
2人が宇宙を夢見たあの頃から19年。
日々人は宇宙飛行士となり、宇宙を目指すことになったが、兄の六太は会社を首になり無職に・・・
実家に戻った六太は、宇宙を夢見た頃に日々人との約束を思い出させられる。
そして六太は再び宇宙を目指し始める・・・!

登場人物

南波六太(主人公)
宇宙飛行士になることを諦めていた男。
兄は弟の先へ行かねばならないと思っている。

南波日々人
宇宙飛行士になった男。3つ離れた六太の弟。

アポ
日々人が飼っている犬。犬種はパグ。

南波母
南波兄弟の母。ユニーク。

南波父
南波兄弟の父。無口。

毛莉さん
六太たちの憧れの宇宙飛行士。

シャロン
南波兄弟が子どもの頃からお世話になっている恩師。

真壁ケンジ
六太と同い年の青年。
六太と同期の宇宙飛行士審査に参加していた。

伊東せりか
美人の女医さん。
六太と同期の宇宙飛行士審査に参加していた。

星加さん
JAXAの職員。
六太の宇宙飛行士審査の時の審査員の1人。

ネタバレ感想

9話ではまた回想から始まりました。
前回、「つまんねえよ」と日々人に言われてしまった六太は何を思い返すのでしょうか。

小学生の頃、六太はいつも日々人に勉強を教えていました。
シャロンが教えてくれた英語の復習をしていると、日々人は「at」や「to」、はたまた「knifeのk」が足りない答えを書いており、「頭のネジが一本足りない」と六太は思っていたようで、「これくらい面倒臭がるな」とこの時期から日々人には言っており、昔から変わっていないようです。
兄弟が仲良く勉強をしている姿は少し微笑ましいですね。

しかし、勉強ができなかった日々人は、中学以降、とてつもなく成績が良くなります。
六太は、自分が勉強を教えてやったおかげだと思っていたのですが、自分の成績を追い越した日々人を見て、「そうじゃなかったんだ」と気付きます。

ここから、六太の夢への挫折が始まったのでしょうか・・・
同じ夢を持った弟には自分より才能があったと気づいた時、兄の心境はやはり複雑なのでしょうか。

そして、六太は朝早くに家を出た日々人がテーブルに置いた英語で書かれたメモを見て、「Johnsonのhが抜けてる」とツッコむのでした。
メモの内容は「朝ごはんを食べたらジョンソンの宇宙センターに来い」というものだったのですが「誰が行くか」と強情な六太。

部屋に置かれたとてつもない量の訓練マニュアルを見て、それに目を通し始めた時、外からアポの鳴き声が聞こえてどうしたのかと外へ出た六太は、日々人の知り合いのスミス夫妻と出会います。

スミス夫妻は前から六太の事を知っていた様子で、六太の姿を見るや、ホットドック屋につれていきます。
そこで、日々人と親しくしてくれているというスミス夫婦のほか、ご近所づきあいも良好だと聞かされます。

六太がホットドックを食べている間、日々人は月へ行くための訓練を行っていました。
その訓練が終わっても、六太が宇宙センターに来ていない事を知り、家へ帰ると六太は晩ごはんを用意して日々人を待っていました。

「賞味期限ギリギリ豚キムチ定食」
母からの差し入れをきちんと賞味期限内に食べる姿勢。

そして六太は「料理の腕は俺のほうが上」「山手線だって速く言える」「Jリーガー選手名鑑も暗記済みだ」と日々人に「張り合っている」感を出すのですが、「コレジャナイ」感。
「そーいうことじゃねーだろ」と一蹴。

「何しにここまで来たんだよ」と日々人に言われ、その晩ひとり反省する六太。
六太は「あの頃(小4)のまま」で張り合ってしまっていた。やはり、ずっとお兄ちゃんらしかった頃の思い出が強いということでしょうか。

ふと、スミス夫妻から聞いた話を思い出します。

日々人は「ネジが一本足りない」と心配した六太に対して、スミス夫妻は「誰だって何か足りないもの」だと言います。
そして、日々人から六太の話を聞いていたスミス夫妻は、「ムッタは何をしているんだ?」と日々人に聞いたら、いつも「日本で宇宙飛行士になる準備をしている」と答えたと言います。
「ムッタが居ない、1人で宇宙へ進んでいく日々、それが足りない日々だったんじゃないか」というスミスの言葉に、六太は何か気付かされたような思いをします。

日々人がシャワーから出たとき、テーブルに置かれたメモに気付きます。
ハートマークが付いている何ともイタズラを感じる・・・

そのメモには「ネグセがひどかったから今日は行かなかった」という言い訳と「明日はお前より早起きして行く」という張り合いのこもった六太からのメッセージでした。

六太、ついに・・・!

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