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宝石の国 第2話「シンシャ」 感想

宝石の国 第2話「シンシャ」 感想

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あらすじ

砕けても再生する死なない身体をもった28人の宝石たちが、彼らを装飾品にしようと襲いかかる月からの狩人たちと戦う、異色のアクション・バトル・ファンタジー。

登場人物

フォスフォフィライト
本作の主人公。宝石たち28人の中で硬度が最も低く、他の宝石たちと少し接触するだけでも割れるほど脆い。そのため、月人との戦争に加わらせてもらえない。
さらには、不器用で何をしても上手くいかないので、仕事にあぶれている。

シンシャ
身体から銀色の毒液が無尽蔵に出る身体を持つ。
あまりに危険な毒のため、誰も彼に触れることができない。皆、彼に近づきたがらない。
宝石たちは皆光を栄養としているが、シンシャはその体質のおかげで夜の微かな光を集めることができるため、宝石たちの中で唯一夜も活動できる。そのため、夜の見回り番を彼一人だけが担当している。

金剛先生
28人の宝石たちの先生であり、対月人との戦いにおいて最強であり、宝石たちへ指示などを下す。坊主頭で、袈裟を着ている。

月人(つきじん)
宝石を装飾品にするために、大勢で月から狩りにやってくる。天女のような姿をしている。

ネタバレ感想

前話で、主人公:フォルフォフィライトは、金剛先生から博物誌をつくるという仕事を言い渡されます。

ですが、彼はまず「博物誌とは何か」すら知らないようです。

目的も何もわからないまま、とりあえず「博物誌とは何か」「何を載せるべきか」を、色んな人に聞いて回ります。
・・が、さすがに暇人と思われて、ついでで雑用を頼まれまくる始末・・(笑)

そんな風にフラフラして、適当にさすらっているフォスフォフィライトが、
シンシャという孤独な夜の番人との出会いによって、
ひとつ、叶えたい事を見つけます。

そこがこの第2話で1番アツいポイントです。

 

聞いて回っている中で、色んな人にシンシャなら色んな事を知ってるから、シンシャに会って聞いてみろと進めてくるのですが、シンシャに会って尋ねるくらいなら、手厳しい金剛先生に尋ねるほうがマシだと思うフォスフォフィライト。

でも、実際に直接話したことはないらしい・・

宝石たちは皆、彼の持つ猛毒を恐れていて
そばにいるだけで気が気じゃない。
正直いるだけで迷惑。とまで言われてしまいます。

夜の見回りも必要だからやっているのではなく、
彼の役割を作るためにあえて「夜の見回り」という役を作ったというもの。

彼を求める人も、彼の心配をする人もいない。
シンシャの居場所は、どこにもない・・。

 

そんな彼の境遇を知ったフォスフォフィライトは、
「産まれてから役立たずの僕の上をいくとは やるじゃない……!」
と一人事でおどけてみせます。

でも、どこか自分と重なる彼を、他人事とは思えない様子・・。

 

そんな中でフォルフォフィライトはシンシャに出会い、
シンシャの気持ちを聞いてしまいます。
シンシャ自身も、自分の存在を肯定できずにいます。

自分の居場所はここにはないからと、自暴自棄になっていました。

自分と重なるシンシャを、フォスフォフィライトはなぜか放っておけません。

そんなフォスフォフィライトは、シンシャにある提案を持ちかけます。
それに対してシンシャは、顔も向けずに、そのまま立ち去っていきます。

傷つくことを恐れるシンシャは、なかなか彼を信じようとはしません。
もう、一人きりになるのは嫌だというトラウマが、彼を苛みます・・。

これからのシンシャの変化を、期待したいところです!

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