どうもこんにちは~咲花りんです~\(^o^)/
いつも窓から向かいのビルの屋上がチラリしてるんですけど、「森?」ってくらい木が茂ってて気になります。
風にそよぐ葉を眺めていると『そういや葉っぱって緑色だけどいろんな緑色がたくさんあるな…』と色に思いを馳せてしまいます。
…てことで、今回はカラーに関するお話です(゚∀゚)
ショートカットしたい方のためのページ内リンク↓
・カラーサークル
・カラースライダー
・カラーパレット
・中間色
・近似色
・カラーヒストリー
カラー作画で使うカラー系ウィンドウの紹介
CLIPSTUDIOに搭載されているカラー系ウィンドウは6つあります。
ひとつずつ見ていきましょう(^◇^)
カラーサークル
[ウィンドウ]-[カラーサークル]で出します。
カラーサークルには、HSV色空間とHLS色空間と二種類あります。
異なるのは、明度か輝度かという点ですが、詳しく説明すると長くなるので詳しくはこちらの記事を読んでくださればと思います。
カラーサークルの使い方のコツ
①同じ明るさで色(色相)だけ変えたいとき
こんな感じで、四角の中は触らず、周りのドーナツ型のサークル内を選んでいくと、色相だけが変わります。
②同じ色で、違う明るさにしたいとき
同様に、今度は四角の中のみ選択し、ドーナツ型のサークル内は触りません。
カラースライダー
[ウィンドウ]-[カラースライダー]で出します
左のタブで、RGB・HLS・CMYKを切り替えられます。
■RGB『光の三原色』
Red、Green、Blueの三色の光の量がどのくらい多いかという観点で表現する色です。
光は集まるほど白に近づくので、RGBで白色を表現すると、R,G,Bそれぞれの数値は最も高い数値になります。
■HLS『色相(Hue)、彩度(Saturation)、明度(Value・Brightness)』
色相、彩度、明度で表現する色空間です。
Hのバーでは色相を、Sのバーでは彩度を、Vのバーでは明度を調整します。
白を表現するとき、彩度は最低値、明度は最高値になります。このとき彩度はどの数値にしても白です。
■CMYK『色材の三原色』
青緑(cyan)、赤紫(magenta)、黄色(yellow)、黒(Key Plate)で表現します。
インクジェットプリンターのインクなどで見かけるあの色です。
印刷するときのインクは基本的にはこの四色で表現しているので、どの色をどれくらい使うのかを調整します。
インクは、混ぜる量が増えるほど黒に近づくので、白を表現したいときは以下のように、すべての色を0にします。
注意:CLIPSTUDIOのCMYKはプレビューです
CLIPSTUDIOの場合、カラースライダーにCMYKがあるものの実際にはCMYKのデータを作成することはできません。
印刷に出す場合は、印刷所でCMYKに変換してもらうかPhotoshopなどのCMYKへ変換できるソフトを使ってCMYKに変換して入稿します。
ですので印刷を想定してCLIPSTUDIOで作画をする場合は、[表示]-[カラープロファイル]-[プレビューの設定]-[プレビューするプロファイル]から、CMYKを選んでプレビューをしながら描くと、
CMYKに変換されたときに出る色をプレビューした状態で作画できるため、印刷所などでCMYK変換されたときに色の誤差が少なくて済みます。
カラーパレット
[ウィンドウ]-[カラーパレット]で出します。
オリジナルのカラーパレットの作り方
夏が近いので、こんなタイトルに(^◇^)
挿入されました。次の色を登録するときは入れたい所を選択してから色を挿入します。
初夏の頃に咲く紫陽花の花や梅雨時の空のような色…と色彩界隈で認定されている夏色(サマーカラー)です。
ゆ●の夏色の世界観よりはちょっと早めの季節の色ですね。
中間色
[ウィンドウ]-[中間色]で出します。
色を選んで表示の四角いところへ置くと、それ以外の3つの四角にある色との中間色が作られます。
微妙な色を作りたいときに役立ちます。
もうちょっと赤めでかつ黄色みもほしい…とかいうときに選びやすいです。
近似色
[ウィンドウ]-[近似色]で出します。
こちらは、選択した色と似た色を出してくれます。
縦方向と横方向に各々基準が設定できます。
例えばこんな感じに横を色相、縦を明度を設定するとします。
カラーヒストリー
[ウィンドウ]-[カラーヒストリー]で出します。
これまでに使った色が記録されています。作画中の絵の中からスポイトで選択するよりも確実な色を選べます。
左上のメニューボタンから、履歴を消したり、そのままカラーパレットとして登録することができます。
[カラーパレットに登録]を選択するとこんな感じで名前をつけれます。