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はんだくん 第5話「半田くんと不登校」 感想

はんだくん 第5話「半田くんと不登校」 感想

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あらすじ

高校生であり天才書道家の半田清はそのクールで人を寄せ付けない佇まいから全校生徒に慕われ崇められている「学園のカリスマ」なのだが、当の本人は「学校での嫌われ者」だと思いこんでいた!
思い込みが激しく、ふさぎ込みがちな半田くんと、周囲の人たちの勘違いは続いていく。
自己完結で成立しちゃう勘違い青春コメディ。

登場人物

半田 清(はんだ せい)
高校2年生の若き書道家。
ネガティブ思考とふさぎ込みをこじらせており、周りの声がまったく聞こえておらず、周りの人が自分のことを好いていることに気づけていない。
しかし、やることなすことが何故かプラスに働いてしまう(当の本人はマイナスに捉えている)。

川藤鷹生(かわふじ たかお)
半田くんの唯一の友人。
実は彼は半田くんの今の人格を作った原因でもあるが、面白がって真実を伝えてくれません。

相沢 順一(あいざわ じゅんいち)
委員長が代名詞(あだ名)で頭脳明晰なメガネくん。
クラスの副委員長。

二階堂 礼緒(にかいどう れお)
通称:レオくん。
読者モデルをやっていた、ちょっとナルシストなイケメン男子。

筒井 あかね(つつい あかね)
不登校の生徒。
女顔で小柄だったことがきっかけでいじめに遭い、不登校になってしまった。

ネタバレ感想

今回も半田くんのクラスメイト回です。

半田くんは相沢くんから、筒井あかねくんにプリントを届けて欲しいとお願いされます。
「オレなんかよりオマエが行ったほうがいい」と断ろうとするのですが、
委員長の仕事が忙しくて・・・と言われてしまい仕方なく届けに行くことになりました。

相沢くんが、「僕が筒井くん宛のメモを入れているから封筒を渡すだけでいいよ」と言ってくれたので、何となく気が楽そうな半田くんは、相沢くんが教えてくれた筒井くんの情報を思い出し、

「小柄で女の子っぽいから恰好の的になっていじめられた」ということに、同情しながら筒井くんの家に向かいます。

しかし、筒井くんは留守・・・
「ラッキー!」と、ポストに封筒を入れようとしたところに

「オレの家に何か用か?」

突然現れたバットを担いだ悪役レスラーのような大男に絡まれてしまった半田くん・・・
オレの家ということは兄か何かか・・・?

半田くんは「あかね君に用があって」と恐る恐る用件を言うと

「オレだな」

ウッソだろオマエ

この変貌っぷりに半田くんはまたしてもネガティブ解釈をします。
「あのクソメガネ、確実にオレへの嫌がらせだろ」

他人に対する不信感が強すぎる・・・

そして、学校に連れ戻しに来たんだろうと思い、学校に戻る気のない筒井くんは半田くんをバットで威嚇します。

が、その威嚇に「反応できなかった」半田くんを威嚇に「動じない大したヤツ」だと解釈した筒井くんは、自分の過去の事を半田くんに話し始めます。

相沢くんが言っていたとおり、小柄で女の子っぽいところに目を付けられ、「チビ野郎」「女みてえなツラしやがって」「超可愛いな」「気が散る」と罵詈雑言を浴びせられていた筒井くん。
男子からは「怪我しそうだからあっち行ってろ」とハブられ、女子からは「私の彼氏に色目使ってるんじゃねえ」と・・・

・・・ん?何かおかしいぞ?

そして心身が疲れ切り、学校から遠ざかって引きこもりになったということが明らかになりました。

でも、なぜこんな変貌を・・・

そのワケは、引きこもりの途中に見たテレビ。
マッスルバンドという腹筋を鍛えるマシーンを見て、「オレにはパワーが足りなかったんだ」と気づいた筒井くんはマッスルバンドでムクムク成長。
なんと近所の不良を制圧するまでの最強のパワーを手に入れてしまったのでした。

その話を聞いて半田くんは、特に興味はなさそう・・・それよりも早く帰りたい・・・

「プリントを渡してしまえば帰れる」

半田くんは筒井くんに封筒を差し出します。無言で。

無言で突き出された封筒に「オレが言葉での説得に応じないとわかって力でねじ伏せる気か」と

差し出した封筒
→武器がギリギリ届かない間合い

背負い直すバッグ
→何か来る

→→相当戦い慣れてやがる!

筒井くんめちゃくちゃポジティブ解釈をしてくれます。
無言で封筒を差し出す半田くんも悪いとは思うけど!

全然受け取らない筒井くんに痺れを切らし、「そろそろコレ受け取って」と声を掛ける半田くんですが、
そこへ運悪く、筒井くんのケンカ相手の不良が攻め込んできます。

多勢に無勢、筒井くんは自分が不利だと理解したところ、半田くんが封筒を押し付けます。
「なんだこの封筒」と思いながらも、このケンカの中、自分にアクションを取ってきたところを
「一緒に戦ってくれるのか!」と解釈した筒井くんは、半田くんに背中を預けて戦おうと心の中で感謝しながら不良に立ち向かいます。
が、半田くんは「プリント渡した、帰ろう」と、そそくさとこの場を去っていきます。

しれっと帰る半田くんに、不良の仲間が引き止めると、引き止める時に書道道具の入ったカバンを引っ張ったことで、「大事な道具に触るな」と半田くんの怒りに触れ、睨みつけられて怯みます。

そこへもう一人の不良仲間が「あれ半田じゃねえか」と声をあげます。

そこからもう半田くんの不本意な噂から、尾びれの付いた噂がたちまち上がり、ビビった不良たちは、逃げ去っていきます。

不登校だった筒井くんは半田くんの事を知らなかったため、どういうことか全く理解できなかったものの、もう学校には戻れない

・・・と思いながら、半田くんがしつこく渡してきた封筒を開けると、そこには

「学校においで。」と書かれたメモが。

それに涙し、半田くんのことをとても尊敬し、危険から守ろうと決断します・・・

あれ?このメモって確か・・・

初めてあった人も虜にしてしまう半田くんのカリスマ性が恐ろしく感じますね・・・
いやしかし他校にまで半田くんの伝説が広まっているとは・・・半分妄想のひとり歩きだけど・・・
だんだんとレギュラーのクラスメイトがぞくぞく増えてきました。
今後の半田くんの学園生活も楽しみです!

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