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ストーリーの考え方②「キャラクターから考える」

こんにちは!チーターです。
今回は前回に引き続き、ストーリーの考え方を紹介致します。
>>エピソードから考えた前回の記事

前回同様に、お題はやまだんぬさんからのコレ

「ビニール傘」

はい、「ビニール傘」で前回とは別の方向からストーリーを考えていきます。
今回はキャラクターから考える例です。

キャラクターデザイン


今回は物語の主役となるキャラクターにビニール傘を取り入れます。
誰が見ても、ビニール傘が印象に残るようなデザインにしましょう。

キャラクター像を考える

主役となるキャラクターがどういう人物なのかということからストーリーをふくらませていきます。

キャラクターを作る時のコツ

感情移入が出来るか

例えば「人間関係の悩み」「コンプレックス」などの「わかるわぁ…」「お前もツラかったんだな…」と読者が共感できる人物であるか。
この感情移入は主役を立てる為のサブキャラクターに役目があることもあります。
ギャグ漫画であれば、主役がボケの場合がほとんどですが、読者目線なのは「なにやってんだこいつ」とツッコミを入れる方というのが例になりますね。
ストーリーの世界観にどれだけ入り込めるかが鍵です!

魅力的に見えるか

THE・ヒーロー!というやつですね。
「カッコイイ!」「こんな人になりたい」「結婚して!」なんて感じられるかですね。
そういった感情により、快感を得られることが読者の満足になります。

目標を持たせる

キャラクターが何をするのかがとても大切です。
「世界を脅かす魔王を倒す」「あやとり世界チャンピオンになる」「宿題を忘れたことをごまかす」などなど、ストーリーの中で絶対にブレずに置いておく芯となるものです。


ビニール傘を加えていくつかのキャラクターをデザインしてみました。
それに上記を踏まえた上でどんな人物像に仕立てあげるかということでいくつか設定付てストーリーを膨らませてみました。

↓ ↓ ↓

キャラクターの使うアイテムがビニール傘

そういえば小学生の頃って、傘でチャンバラごっこなんかして、傘壊して帰ってきたりして怒られたっけ…
すぐ壊すから…という理由で持たされる傘が安いビニール傘で固定されたりなんかした思い出もあったなあ。
ということでビニール傘をガチな武器にしてしまいましょう!
服装も雨具で統一してみると良いかもね!レインコートや長靴なんかを履かせてみたり…視界をクリアにしたいからゴーグルも必要な気がしてきたぞ!
ビニール傘のキャラクター

名前:ソル
性別:男
年齢:14歳
目標:水の神の怒りを沈め、豪雨を止ませること
設定:9歳の時に豪雨で氾濫した川に母親が流され父一人子一人の家族構成。
傘屋であった父親と共に降り続ける豪雨に対抗出来るビニール傘を作り続けていた。
12歳の時に住んでいた町が完全に水底に沈む。(その時に父と別れる)
進化を遂げた水棲生物(巨大なカニや魚など)が現れ始め、父の作った最後のビニール傘を手に、豪雨の原因と戦う事を決意する。
優しく太陽のような明るさを持った少年で、自分のように豪雨や水棲生物の侵攻で苦しんでいる人がたくさん居るであろうこの世界に平穏を取り戻そうと立ち上がる。

少年ソルは亡き父親の最後の作品であるビニール傘を手にこの世界の豪雨を止ませる為に戦う。
カテゴリーは「ファンタジー×バトル×アクション」ですね。


このキャラクターから展開したストーリー

水の神を怒らせた者が居た。
怒った水の神は黒い雲で世界を覆った。
その雲は世界中に激しい雨を降らせた。
翌日を迎えても、翌月、翌年を迎えてもその雨は止まず、5年の月日が経った今も降り続けている。
水の神の怒りを沈める為に、主人公は立ち上がる。
雨を止ませたい人間たちだったが、水が増えたことで進化した水棲生物たちが地上の制圧に現る。
住んでいた町が降り続ける豪雨で水に沈んだ時、主人公は特殊なビニール傘を武器にこの世界の豪雨を止ませる為に戦う事を決意する。
立ちはだかる水棲生物を倒しながら情報を手に入れて水の神の居場所を突き止める。
水の神の怒りの理由を知った主人公は真っ向から水の神と向き合い怒りを沈めることができる。
そして世界は再び晴天を仰ぐことができるようになる。


このストーリーのテーマは「合理的にかっこ良くビニール傘で戦う」です。
ついやりがちではありますけど傘チャンバラは危ないので良い子はやっちゃダメです。

キャラクターのビジュアルとしてビニール傘

わかりやすい見た目を取り入れる為にビニール傘というオプションを追加!
「ねえどうしてあなたは晴れの日も傘を差すの?」というセリフを入れるとミステリアスなキャラクターが立ちませんか?
ビニール傘のキャラクター

名前:ポロ
性別:男
年齢:見た目は11歳くらい
目標:人の心の雨を晴らすこと
設定:涙の精。
泣きたい気持ちを抑えて泣くことを我慢している人の前に現れる。
そっと話し相手になりながら泣きたい時は泣いてもいいという事を促してくれる。

カテゴリーは「現代×ファンタジー×ドラマ」です。


このキャラクターから展開したストーリー

失恋をした少女が居た。
少女の前に一人の少年が現れるようになる。
その少年はいつも傘を差していて、雨の日はもちろん、曇っているだけの日も、晴れの日も、ずっと差し続けている。
ある日少女は「ねえ、どうしてあなたは、こんなに晴れていても傘を差すの?」と問う。
すると少年は「そう?ボクにはまだ、雨が降っているように見えるよ。」と言う。
よく理解できない少女だったが、よく見ると、自分の周りに雨が降っているように見えた。
そう感じた時、少女は失恋の悲しみがまだ晴れていないことが込み上げてきた。
少女は今まで我慢していた涙を流した。
それはまるで大雨のようで、それに共鳴するかのように周りにも大雨が降っていた。
ひとしきり泣き、失恋を吹っ切る事が出来た少女。
「雨、止んだみたいだね。」
少女の前に立っていた少年は、もう傘を差していなかった。


このストーリーのテーマは「泣きたいことがあったら思い切り泣こう」ということです。
涙の精である少年ポロが主役ですが、読者が感情移入するのは泣きたい気持ちのある少女のほう。
ポロは「自分の元にも来てほしいな」と思われるキャラとして魅力的に見せる事を意識します。

もうビニール傘そのものがキャラクター

単純ですね。
お題がビニール傘だからビニール傘こそ主役だろう!そうだろう!
ビニール傘のキャラクター

名前:カサオ
性別:男
年齢:精神的には幼い
目標:たくさん誰かの役に立つこと
設定:一回使われたきり、駅のホームに忘れ去られたビニール傘。
もっと役に立ちたいと強く思った結果、何と自我が生まれてしまった!
妖怪のような傘であるが、話せる人間と出会うことができると、協力してもらいながら、人助けをしようと頑張り始める。
江戸っ子口調で、純粋な心を持っている。

わかりやすくて良いんじゃないかなと思いながら描きました。
このキャラさえ見れば「あ、傘の話か」とすぐに理解してもらえますよね!
こいつを活躍させる話を作るぞ!
見た目からはまず「ギャグ」ですよね。


このキャラクターから展開したストーリー

とある男の元に突如現れた喋るビニール傘!
一回使われたきり、駅のホームに忘れ去られたビニール傘がどうしてももっと人の役に立ちたいと思った結果、喋れるし動けるようになってしまった!
そして助け合いの傘の位置に移動した喋るビニール傘を知らずにを持って行った男に対して喜ぶビニール傘。
喋る傘に驚き他の傘に変えようとするが、何とか自分を使ってほしい、人の役に立ちたいんだと必死にお願いする傘に男は同情し、使ってあげることに。
喜んだ傘は喜びをカラダ全体で表したため、男はもうびしょ濡れに…
おかしな傘と一人の男の人の役に立つために頑張るが空回りしていく。


このストーリーは「誰かの役に立ちたい」ということがテーマとなります。
役に立ちたいと行動しても、おせっかいだったり、余計なお世話であったり、気持ちと行動の評価はなかなかうまくいかないものですね。
純粋な気持ちで役立ちたいと言うカサオを可愛いと思ってもらえるように純粋さを引き立てる要素をストーリーに入れていきたいですね。空回りしてしまうという失敗ばかりなところも魅力となる見せ方を考えます。


キャラクターパターンを考えてみて…

感情移入を取り込むには色んな経験が必要だなあとひしひし感じられました。
色んな人と出会って、お話を聞いたり、知り合いをモデルにしてみることもいいと思います。
他にも、「泣ける映画を観た時、何故泣いてしまったのか」、「この人見てると安心するなと思った時、どういうところに安心したのか」と思い出してみると、どういうシーンに入り込んで感情移入していたのかに気づくこともあります。
日頃、自分がどういう時に感動するのかということを研究してみるのも良いかもしれませんね。
ちなみに私は登場人物が亡くなる間際に誰かに語るシーンで涙が出ます…どうして死んでしまうんだ…いい人だったのに…
お決まりの「いいからもう喋るな!」と言われているのに話し続けるのはもう助からないと悟っているからなんでしょうか…

今回の事をまとめると、感情移入(世界観に入り込むこと)がしやすくて、とても魅力を感じられる、何かを成し遂げるキャラクターを作るということがストーリーを作りやすく、面白くするということです!

はてさて、ストーリー作りのアイディア出しとしてこういう方法もあるんだなと一つの方法としてお役に立つと幸いです。
それではまた次回の記事でお会いしましょう~

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