クリスタユーザーの皆様、こんにちはー!
チーターです。
今回は定規ツールについてご紹介していきたいと思います。
定規ツールとは…?
ポイント
定規を使用する描画レイヤーはベクターレイヤーにしておくと便利です。(参照:劣化知らず?!ベクターレイヤーについて。)
重なった線を消しゴムの設定でラクラク修正が可能ですよ!
定規ツールの種類
「直線ツールとかそういうすでに直線とかが描画出来るツールがあるというのにこいつはなんだー!?」と思った人も居るのではないでしょうか。
私もどういう使い方をするんだコレ…と思っていた時期がありました。
そして理解した!こいつ…強弱の付いた線が引ける…と。
つまりは本当に定規なんですね!定規を当ててペンで線を引く、それをデジタル上でやるわけです。
定規の形は見えないが~角度とフチだけ抜き出した感じでしょうか。
早速使ってみましょう!いざ実践実践!
※今回は[パース定規]以外の説明です。パース定規は別の記事でご紹介させて頂きます。
直線定規
好きな角度に合わせて定規線を置きます。(直線ツールと同様の操作)
その上に、つけペンツールなどでペン入れをします。
はみ出した線を消して完成です。
強弱の付いた規則的な図が描けました。
曲線定規
曲線定規を使ってフリーハンドでは描きにくい絵を描きます。
上からペンツールなどでなぞると完成です。
フリーハンドで描きにくい絵に使いましょう。雲形定規の代わりになりそうです。
図形定規
図形定規で描きたい図形を描きます。
なぞります。
不要な線を消して完成です。
定規ペン
ペンの要領で定規線を描画して設置できる機能です。
特殊定規
この機能は上記の定規とは違い、上からなぞるものではありません。
定規と平行に線を複数引くことが出来たり、ある1点を基準に線を引くことが出来る便利な定規です。
これは中のプルダウンにて機能が分かれています。
この中の定規を使う事が実は多くなるんじゃないかな~って思ってます。
それではどのようにして使うのか見ていきましょう。
平行線
特殊定規の平行線を平行な線を引きたい角度に合わせて配置します。
必要な本数の線を引いていきます。
不要な線を消して完成です。
平行曲線
特殊定規の平行曲線を平行な曲線を引きたい角度に合わせて配置します。
線を引いてみましょう。
一回り違う同じ曲線がみるみるひけます。
完成!
多重曲線
定規を配置します。
描画をしてみると、平行曲線とは少し違い、厚みがありますね。
ねじれ等に使えるかも知れません。
放射線
放射線を引きたい中心に特殊定規の放射線を配置します。
(この図では放射線の中心に×印、放射線を引く位置の基準に青いアタリ線を引いています。アタリ線の必要のない場合は描かなくて構いません。)
中心に向かってペンツール等で線を引きます。
アタリ線を消して完成です。
集中線レイヤーとは違い、自分で好きな密度や間隔で描画することが出来ます。
合わせて読む
放射曲線
放射線と描画は似ていますが、曲線で引くことができます。
中心にしたい場所をクリックしてから、好きな角度に調整します。
定規が作成できました。
中心を基準に線をひけます。
完成!
角のある曲線でも作成できるで、こんなこともできます。
合わせて読む
同心円
中心点を基準に、円状に線が引けます。
定規は中心から作成できます。
↓
定規ができました!
↓
ぐるぐる…
↓
完成!
Windowsでは[Shift]を押しながら定規を作成すると、正円の定規を作成できます。
↓
↓
完成!
対称定規
定規で分断して描画した部分に、鏡のように同じ描画がされる定規です。
線の本数の最大値は16本です。
線の本数が2本の例
線の本数が3本の例
線の本数が16本の例
点対称にする
線の本数が偶数の時のみ、[線対称]のチェックを外すことが出来ます。
線の本数が2本の時の例
線の本数が16本の時の例
使い方次第でパターンの作成などにも使うことが出来ます。
ガイド
縦と横のみで永遠に直進したガイド線を引くことが出来ます。ななめのガイドを引くことはできません。
図形ツールや選択ツール、コマ割りなどの時にガイド線に沿って編集や描画を行うことが出来ます。
いかがでしょうか。
ここでは簡単な紹介しか行っていませんが、使い方次第でどんどん化けることが出来るのが定規ツールの面白いところです。
特に対称定規はステンドグラスや魔法陣等を描く時に使うと便利そうですね!
デジタル作画の便利さに圧倒…!
これからも模索しながらクリスタライフを楽しみましょう!